京都府自主防災組織ハンドブック
京都府自主防災組織ハンドブックでは、自主防災組織の作り方から、具体的な活動内容、活性化のためのアイディア、更には家庭での防災対策などを分かりやすくまとめました。
京都府自主防災組織ハンドブックを、「自分たちの地域は自分たちで守る」という連帯意識のもと、地域のみなさんがお互いに協力して防災活動を行う自主防災組織づくりに活用していただきますようお願いします。
平成28年4月 京都府府民生活部防災消防企画課
●目 次
みんなで自主防災組織をつくろう……………………………………………………… 3
自主防災活動マニュアル…………………………………………………………………12
家庭で災害に備えよう……………………………………………………………………19
≪資料編≫
自主防災組織規約(例)… …………………………………………………………………24
京都府防災・防犯情報メール……………………………………………………………26
市町村・消防機関連絡先…………………………………………………………………27
防災資機材を備えよう
自主防災組織が災害時に、情報伝達、消火、救出救護、避難誘導などの防災活動を行うためには、そ
れぞれの活動に必要な資機材を揃えておかなければなりません。
ここでは一般的な資機材の例をあげていますが、どんな資機材が必要かを市町村・消防機関とよく相
談して選び、訓練などで使い方を覚えておきましょう。
- 情報収集・伝達用 携帯用無線機、メガホン、携帯用ラジオなど
- 初期消火用 消火器、可搬式動力ポンプ、可搬式散水装置、簡易防火水槽、ホース、防火衣、ヘルメットなど
- 水防用 救命ボート、救命胴衣、防水シートなど
- 救出・救護用 バール、はしご、のこぎり、スコップ、ジャッキ、ペンチ、ロープ、担架、救急箱、テント、毛布など
- 避難所・避難誘導用 発電機、強力ライト、ビニールシートなど
- 給食・給水用 炊飯装置、鍋、こんろ、カセットガス、給水タンク、ろ水装置など
非常持出品の準備をしましょう
災害が発生して救援体制が整うまで約 3 日間かかると言われています。その 3 日間を自力で乗り切るためにも非常持出品の準備をしておきましょう。
ここでは一般的な例を取り上げていますが、家族構成によって必要なものは違ってきます。
1次持出品(避難するときにまず持ち出すものです)
- 貴重品 現金・預貯金通帳・免許証・健康保険証など。
- 非常食品 カンパン・缶詰・アルファ化米・チョコレート・ミネラルウォーターなど。
- 応急医薬品 絆創膏・傷薬・包帯・胃腸薬・鎮痛剤・常備薬・生理用品など。
- 衣類 下着・上着の他に、タオルなども準備する。
- 照明器具 懐中電灯・ロウソク・マッチ・ライターなど。
- ラジオ 予備の電池は多めに用意する。
- その他 携帯充電器・ナイフ・毛布・保温シート・カイロなど。赤ちゃんがいる場合は、粉ミルクやおむつも必要。
2次持出品(被災してから復旧するまでの間、自給自足できるようにするものです)
- 食料品 米・缶詰・レトルト食品・調味料のほかに、食器類や調理器具も準備する。缶切り・栓抜きも忘れずに。
- 水 飲料水は1人1日3リットルが目安。煮沸してから飲むよう注意が必要。生活用水は、風呂や洗濯機に貯水しておく。
- 燃料 卓上コンロや固形燃料など。卓上コンロのカセットガスは充分なストックが必要。
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